1979年 ポルシェ911SC エンジンオーバーホール【PART2】

前回の引き続きで1979年 ポルシェ911SCのオーナーさんからのご依頼のエンジンオーバーホールの途中作業をご紹介します。

かなりひどい、整備をされており、むしろ整備とは言えない「壊し」に近い粗悪な整備に驚きましたが、修復作業を根気よく続けております。

どれほどひどい整備かは、前回の記事をご覧いただければ、ご納得いただけると思います。

ポルシェ911SCのエンジン内部の修理

カムシャフトはご覧の通りに、左右カムともキズが大です。

このまま使用することは、もちろん出来ないので修理が必要です。

カムシャフトは今回の修理に加えてリフト量も変更するため、加工修理を施していきます。

 

クランクのメタルもひどくキズついており、コンロッドメタルの交換とNO8のメタルも交換をしました。

メタルオイルを施してクリアランスを測定し、クランクシャフトのスラスト方向のクリアランスも測定して基準値に収まっているかどうかを丁寧に確認をしていきます。

オイルポンプは交換をさせて頂きました。

964タイプのオイルポンプに交換です。

クランクケースを分解して洗浄し、綺麗に清掃をしていきます。

オイルラインも詰まりや小さな金属くずなどが無いように何度も洗浄を繰り返して綺麗にしていきます。

クランクケースを十分に洗浄・清掃が完了したら、組付けを行っていきます。

クランクケースのスルーボルトも清掃して、締め付けワッシャーも加工を施しました。

今回の修理とあわせて、ハイコンプレッションのピストンに交換です。

これで、オーナーさんは愛車ポルシェの現状回復以上のエンジンパフォーマンスを感じられることが出来るので、喜んでくれるでしょう。

引き続き、組み上げと各部の調整も丁寧に作業をしていきます。

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